
歯を失ってしまったら
歯を失っても「1本くらいならいいか」「そのうち対処しよう」と放置してしまう例が見られます。しかし、歯は空いた空間に移動する性質があるので、歯並びや咬み合わせがズレはじめ、他の歯もダメージを受けて連鎖的に歯を失うリスクが上がります。そのため、歯を失ったら、入れ歯やブリッジ、インプラントなどで早めに補いましょう。
入れ歯について

入れ歯は歯を失った際の代表的な対応策です。残存歯があれば部分入れ歯で対応できますし、すべての歯を失っても総入れ歯で補うことが出来ます。入れ歯に対して、「噛みにくい」「痛い」といった印象もあるかもしれませんが、当院では患者さんごとにしっかりフィットするよう調整して、できるだけ違和感が少ない入れ歯を作ります。
当院で取り扱っている入れ歯
金属床

歯肉に接触する部分を金属で作る自由診療の入れ歯です。金属アレルギーの人は使用できませんが、金属の強度を利用して薄く作ることが出来るので、装着時の違和感が少ない利点があります。また食べ物の温度を感じやすいので、食事を楽しみやすいことも大きなメリットです。
-
メリット
- 保険診療のプラスチック(レジン)より頑丈で、薄く加工できます
- 金属を土台に使うため、頑丈な義歯を作製でき、しっかり噛めます
- 金属から熱が伝わり、患者さんが味覚を感じやすくなることで、より食事を楽しめるようになります
-
デメリット
- 自費診療になるため、保険診療に比べ費用がかかります
- 金属アレルギーをお持ちの患者さんは使用できない可能性があります
- 素材に重みがあるため、金属床を装着した際に違和感を覚える場合があります
治療期間・回数の目安
治療回数 | 5回 |
---|---|
治療期間 | 1ヵ月~2ヵ月 |
ノンクラスプデンチャー

保険診療の部分入れ歯は金属のバネがあるため見た目の違和感があります。しかしノンクラスプデンチャーは金属を使用しないので、見た目が美しい部分入れ歯です。また、残存歯にかかる負担が少ないメリットもあります。
-
メリット
- 金属を使用しないため、金属アレルギーの心配がありません
- 特殊な素材で作製するので、破損した際、次の装置が出来上がるまでお時間をいただく場合があります
- 薄く作製することで、使用時の違和感を減らす効果が期待できます
-
デメリット
- 保険が適用できないため自費診療となります
- 衝撃に弱い素材で、破損すると預かり対応になるため、歯のない時期ができてしまう恐れがあります
- 装置を固定するため、引っ掛ける歯がない方はご使用いただけません
治療期間・回数の目安
治療回数 | 5回 |
---|---|
治療期間 | 1ヵ月~2ヵ月 |
費用一覧
ノンクラスプデンチャー
-
1本~3本99,000円(税込)
-
4本~7本121,000円(税込)
-
8本~132,000円(税込)
金属床
-
385,000円(税込)