睡眠時無呼吸症候群 APNEA

睡眠時無呼吸症候群とは

無呼吸と低呼吸(呼吸する空気の量が50%以下になる状態)が眠っている間にくり返し起こる病気を「睡眠時無呼吸低呼吸症候群」と呼びます。呼吸が止まると肺に酸素が取りこめず、血液が酸欠状態になるので身体への影響は重大です。
高血圧や心臓病、脳血管障害など生活習慣病と呼ばれる病気を招き、悪化させます。いびきや睡眠時無呼吸を起こしやすい人は一般に太っている方に多いとされていますが、扁桃腺肥大や鼻閉や軟口蓋(口蓋垂)が長い方、顎の小さい人にも認められます。
※睡眠時無呼吸症候群は来院前に専門医科の診断が必要です。

当院での治療

かまりや歯科医院では、睡眠時無呼吸症の患者さんに対し口腔内に装着する『スリープスプリント』という装置での治療をおこなっております。お気軽にご相談ください。
睡眠時無呼吸症に対する口腔内装具での治療は、軽症から中等度の無呼吸の患者さんに効果があるとされておりますが、実際に口腔内装具をお使いいただけるようになるまでには個人差があることをご理解して頂きご協力をお願い申し上げます。

治療の流れ

口腔内装置の作製

  1. Flow01

    口腔内検査

    口腔内装具は歯に支えを求めるため、重度の虫歯や歯周病がないかを調べます。
    状態によってはすぐに装具が作れない場合もあります。

  2. Flow02

    レントゲン検査

    虫歯の骨の状態、顎の関節の状態、骨格の異常がないかどうかを診断するためのパノラマエックス線撮影を行います。

  3. Flow03

    歯型とり、あごの位置決め

    装置作製のための上下顎歯型をとります。
    また、上顎と下顎の位置関係を記録します。

装置作製後からの治療

  1. Flow01

    腔内装具の装備・調整

    使用後3日から4日ぐらいまでは朝起きた後3時間ぐらい、顎の筋肉や関節部が痛むことがあります。

  2. Flow02

    口腔内装具使用後の無呼吸の状態

    内科で睡眠時の呼吸状態を再検査していただきます。

  3. Flow03

    定期診査と調整

    睡眠状態、口腔内装具の状態、歯や顎関節の状態などを把握するために定期的に来院していただくこともあります。

口腔内装具の取り扱い・注意事項

  • 装具になれるまで時間がかかる方もいらっしゃいます。通常は3日から4日間で違和感なく装着できるようになります。
  • 寝る前の歯ブラシは今まで以上にしっかりするようにしてください。
  • 装具は使用後の朝、水道水でしっかり洗浄してください。
  • 洗浄に際しては、熱湯は使用しないで下さい。義歯洗浄剤などを使っていただいてもかまいません。
  • 装置破損等異常が認められた時は、使用を中止し、速やかにご連絡ください。
  • 昼間使用しないときは乾燥、高温をさけて保管してください。
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